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森田先生のお名前

先日、少し前に購入した『森田療法の誕生』(著:畑野文夫)を

読んでいて、面白いことを知った。


森田先生は、「森田正馬」というお名前だが、

「まさたけ」と読んだり、

「しょうま」と読んだりする。

確かに、本当はどっちかな?と思っていたが、

私的には何となく響きが「まさたけ」のほうがしっくりくる感じがして、

勝手に「まさたけ」で読んでいた。


だが、この本によると、正しくは「しょうま」であるらしい。

論文や、色んなモノに先生がしたサインが、「Sh.Morita」となっている事や、

筆者は、元お弟子さんのからの証言も得ている。

「母親の亀さんからは、いつも「しょうまをよろしく、しょうまをよろしく」と

言われていた。」そうだ。

これは間違いなく、「しょうま」だ。

これからは、ちゃんと

「もりた しょうま」先生とお呼びすることにしよう。


土佐には、名前(特に男子)に、動物の名前をつける風習があるそうだ。

馬、牛、熊、虎、鶴、亀....などなど。

それは、四足の動物の名前をつけると、丈夫に育つという考え方だそうで、

干支の名前をつけたり縁起のよい動物の名前をもらったりしたそうな。


干支の動物を入れることは現代でもよくやる。

私の祖父も「牛一」だった。

お察しの通り、牛年に生まれた長男だ。

長男なのに、なんて安易な名前だろうかと思った。

名前を考えるのが面倒なのかと思ってしまう。


森田先生は、1874年生まれ。

計算すると、戌年(いぬ)のはずだから、馬ではない。

やはり、土佐の風習からつけられたものだろう。

そういえば、

土佐といえば、あの坂本龍馬は「龍」と「馬」と二つも入っている!!

(「土佐=坂本龍馬」しか出てこない自分の薄っぺらな知識が悲しいが)

そして、先生のお母さんも「亀」。

そして、先生の奥さんは「久亥」。

確かに、土佐の動物に対する信頼は絶大だったようだ。


医学が発達していない当時は、

子供が無事に成長することが、何よりの親の願いだったと思う。

せめてその名前に動物の力強さをもらって、強く丈夫に育ってほしいと

つけたのだろう。

「七.五.三」の風習も、そうだと聞いた。

昔は、子供が3歳、5歳、7歳まで無事に成長できることは、

本当にめでたい事だった。

そして神様に、

「この子をお守りいただきありがとうございます。

おかげさまで、こんなに大きくなりました。」とお礼参りに行ったのだ。

ただ、着飾って写真を撮る行事ではない。


昔の人は、今よりずっと身近に「死」があり、

悲しみをたくさん経験することで、

「生きていること」は有難い事だと、

実感として肌で知っていた。



プロフィール

六花

Author:六花
ブログへようこそ。
六花と申します。
10代の頃から神経質症に陥り
30代でうつになりました。
今は森田療法のおかげで、元気に暮らしております。
そんな体験からこのブログを始めました。
日本由来の森田療法を多くの方に知ってもらいたいと願っています。

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