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空の色

日が短くなっていく。

そう一番感じるのは、

毎週、同じ時間にお客さんちに行く時だ。

夏の間は、その活動を終えて外に出ると、まだ全然明るかった。


秋分を過ぎ、週を追う毎に、帰り道が薄暗くなっていく。

ある時は、西の空が赤く焼けていてハッとした日もあった。

毎週毎週、同じ時間にそこに立つ。


そして先日は、

活動中すでに窓の外が暗くなっていた。

ベッドから一日中離れられないお客さんに、「日が短くなったね~」と言った。

あ~、この方は久しく空も見てないんだな~と思った。


来る日も来る日も

  一日中、同じ景色を見ているのってどんな気持ちだろう?

そのお客さんは、わりと大らかな方なので、

「毎日ヒマ。時間がたつのが遅い。」とは言うが、

そんな事を気に病んでいる様子もない。


でも、私は「自分だったら....」と想像すると、

とても耐えられそうにない、と思ってしまう。

そして、這ってでも動き回るような気がする。

それは今、自分に気力があるからなのかもしれない。

本当はそんな気力もなくなるものなのかもしれない。

そういう目に合った事が無いから、よく分からない。


秋の空はきれいで、

高く澄んだ空も、

夕暮れ時も、

月が煌々と照る夜も。


今夜の月もとてもきれいで、

銀色の光が、胸の奥のほうまで突き刺さってくるような感じがする。


だから私はどんな境遇になっても、

「空を見たい!!」と思うだろう。

這ってでも、

誰かの手を煩わせてでも

執念で空を見ようとするだろう。


森田先生が、梅の花を見たくて、

乳母車に乗って、弟子達に引かせて見に行ったように。


月を見ていて、なぜかそんなことを思った。


今日、会った陶芸家の方が、

「僕の作る青は、全て空の青なんです。」

と言ったからだろうか....。 

きれいな青色を出す陶芸家だった。







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プロフィール

六花

Author:六花
ブログへようこそ。
六花と申します。
10代の頃から神経質症に陥り
30代でうつになりました。
今は森田療法のおかげで、元気に暮らしております。
そんな体験からこのブログを始めました。
日本由来の森田療法を多くの方に知ってもらいたいと願っています。

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