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先生の名前に込められた意味

『森田療法の誕生』(畑野文夫 著)を読んでいて、

ふと思った事があるので、書いてみる。


それは、先生の名前について。

先生の名前「正馬」は、

「まさたけ」と読んだり「しょうま」と読んだりする。


どちらが正しいかは、よく分からないようだけれど、

私はやっぱり、本名、つまり親が付けたのは

「まさたけ」だったのではないか、と思う。

理由の一つは、

おじいさんは、正直(まさなお)。

お父さんが、正文(まさふみ)、だからだ。

その流れでいくと、

長男の先生は、正馬(まさたけ)が自然かな、と思う。

(ちなみに弟さんは、「徳哉(とくや)」といった。

          若くして日露戦争で、戦死されている。)


しかし、

後年は、間違いなく「しょうま」で通っていたようだ。

この本の中にもあるが、

生活を共にしたお弟子さんの証言や、

論文のサインが「しょうま」になっている事からも、まず間違いないと思う。


だが、「しょうま」はやはり通称だったように、私は思う。


だとしたら、なぜ訓読み「まさたけ」から、

        音読み「しょうま」に読み替えたのだろうか?


話は変わるが、

例えば、お坊さんになる人は、

修行に出る時に、名前を音読みに変える事がある。

これは、あるテレビドラマでのシーンだが、(情報源が低俗で恐縮です)

そのドラマの子は、寺の息子で、顕良(あきよし)という名前だったが、

高校の夏休みが明けると、頭を丸めて、顕良「けんりょう」になっていた。


仏教は、インド、中国から入ってきているので、

漢字文化。しかも音読みだ。

お経も全部漢字で書かれている。

用語には、サンスクリットの言葉も多いようだ。

だからお坊さんの名前には音読みが多い。

仏教界のスーパースター達は、みな音読みだ。

    空海、親鸞、一休、法然、日蓮、最澄....。

                   

ちなみにですが、

神道は、「やまと言葉」(古来から日本で使われた言葉)が使われる。

「かしこみ~、かしこみ~...  」というアレです!

そして、神主さん、禰宜さんなど、神々に仕える方々の名前は、

訓読みなのだそうだ。

(これもテレビ情報。「ぶっちゃけ寺」


私はその本を読んで、

森田先生と仏教との、切っても切れない深い縁を見た。

深いところ、その根底で、科学と宗教とが、相共鳴し合う不思議な光景を。

森田先生が科学の手法で、事実を追い求め追い求めてその先に見たものは、

2000年以上も昔から、仏教がその叡智として内包してきたものと

響きあうものだったのではないだろうか。


先生は、

自分の名前を「しょうま」と音読みに変えることで、

その中に、仏教の叡智への畏敬の念を込めたのではないだろうか。

そんな風にふと、思ったのだ。


もし、そうだとしたら、

やっぱり私はそんな先生に敬意を込めて、

明日からも「森田しょうま先生~~!!」

と呼ぼうと思う。






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Re: No title

ku-ki-さん、
コメントありがとうございます。

もう一度この本を読み始めたのは、ku-ki-さんの影響です。
原始宗教の話面白そう!!
是非今度集談会で聞かせてくださ~い!!

No title

六花ちゃん このブログよかった~
精神科医、医師、知識人など最後は仏教にたどりつき、救いを求める人が少なくないようです。
森田先生の本を読んだときの衝撃今でも忘れませんが、原始仏教の本を読みだし、森田先生の本を読んだときと同様の衝撃を受けています。
仏教は科学的真理でしょうか~
プロフィール

六花

Author:六花
ブログへようこそ。
六花と申します。
10代の頃から神経質症に陥り
30代でうつになりました。
今は森田療法のおかげで、元気に暮らしております。
そんな体験からこのブログを始めました。
日本由来の森田療法を多くの方に知ってもらいたいと願っています。

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