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AIと神経質

テレビで見た話だが、

有料老人ホームに入ったあるおばあちゃん。

脳梗塞を患い、少し麻痺が残ったおばあちゃんには、老人ホームは至れり尽くせりだった。

でも、おばあちゃんは回復するにつれ、

その生活に飽きてきた。

自分で脱げる服を脱がせてくれる。

お風呂でも自分で洗えるのに、職員が手早く洗っちゃうのだそうだ。

おばあちゃんは、そこの生活がつまらなくなってしまった。


そして、おばあちゃんは老人ホームを飛び出し、

高齢者向け「シェアハウス」に変わった。

何人かのお年寄りで住むシェアハウスは、

「自分で出来る事は自分でやる」のが基本だ。

おばあちゃんが、洗濯物を取り込み畳んでいる映像が映っていた。

きっと体調の悪い日は、それも辛い日もあるだろう。

これから寒くなれば、めんどくさいなと思う日もあるだろう。

でも、

辛いもメンドクサイも含めて、おばあちゃんは

「苦労」を選び取ったのではないだろうか。

自分の事は自分でやれる喜び。

そんな喜びをかみしめてこう言っていた。

「ここへ来て私は人生が変わりました」と。


何だか絶対臥辱から、起き上がった神経質者みたいだ。

自分の生活を、自分の手で進められる幸せ。

小さいけれど、それだって森田先生の言う「生の欲望」じゃないだろうか。

生活したい。

ただ普通に生活したいっていう、欲望。

当たり前にご飯を食べ、お茶碗洗って。

洗濯して、畳んで、しまって。

お掃除して、季節の花を飾ったりして。


そんな話を見て、

最近出た「AIスピーカー」を思い出した。

AIスピーカーに向かって話しかければ、何でも用事が済んで行くらしい。

例えば、電気を点けたり、カーテンを閉めたり、エアコンを作動させたり...

天気を聞けば教えてくれるし、

分からない事も質問すれば教えてくれるのだろう。

ゆくゆくは一部屋一台の時代が来るだろうと言っている....


AIスピーカーに、私の心はモヤ~っとする。(´・_・`)

心のパトランプは点滅しっぱなしだ。

それはもう人間の尊厳の剥奪じゃないの?

そんなに何もかも人間のやる事なすこと奪い取って、一体人間をどうしたいのだろう?


森田先生は、

人が持つ能力、与えられた力を、精一杯生かして生きていく事が

幸せだよ。と言った。


私達はどこへ向かっているのだろう...?

視点が遠くなりがちな私は、どんどん悪い想像を働かせてしまう。


あのおばあちゃんのように、

目の前に楽なレールが敷かれていても、

あえてその列車を降りて、線路の上を歩いていく自分でありたい。


「生の欲望」を道連れにして。


(あら、なんか演歌調になっちゃった~



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プロフィール

六花

Author:六花
ブログへようこそ。
六花と申します。
10代の頃から神経質症に陥り
30代でうつになりました。
今は森田療法のおかげで、元気に暮らしております。
そんな体験からこのブログを始めました。
日本由来の森田療法を多くの方に知ってもらいたいと願っています。

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