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森田神経質 都市伝説その②

都市伝説的な話で、もう一つ思い出す話がある。


子供のころ、近所のおばさんが、その場にいた数人の子供の手を見せて~と言って

一人一人見て回っていた。

手相ではなく、指の指紋を見ていた。


そして私の指紋を10本全部みて、「あらまあ~!!」と言ったのだ。

そして、何か意味深な言葉を付け加えたのだが、

それがマイナスにもプラスにも取れる言葉で、

よく覚えていないが、私は何かしら大変だ!と思った。


家に帰って、自分の指紋をじっくり観察してみた。


そしたら、10本とも全~部グルグルと渦を巻いていた。

家族の指紋を見せてもらうと、渦を巻いている指もあれば、

巻かずに流れていたり、いろいろだった。

でも私のは一本残らず全~部、くるくると真ん中に向かって巻いている...

出口がない迷路のように...


そして神経症になり、出口の見えない悩みに長年悩んだ時に

指紋のことを思い出した。

私の性格は指紋にも出ているのだろうか、と。

そんな話は誰にも聞いたことがない。


でも手相には性格や運命が表れるのだから、

指紋に出てもおかしくないかも、とは思う。

指紋は、手相と違って一生変わらないから、個人の特定に使われる。

生まれ持った性格が刻まれている可能性も考えられる。


やっぱり都市伝説的なお話です。

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森田神経質 都市伝説 

私は子供の頃から、何かが気になりだすと止まらないような

ところが確かにあった。

そうなると、それが全てのように思えて、周りが見えなくなってしまう。

自分でもやめたいのだが、一旦執着してしまうと、

取り憑かれたようになかなかその執着から離れられない。


森田神経質の性格特徴には、いろいろあるけれど、

私は多分、執着性が一番強いと思う。(つまり、しつこい...やだな~

これが、自分の弱点に集中してしまい、神経症を発症したのだろう。

いい面に生かせば、「集中力」というか「しつこさ」で

頑張れるタイプなのかなと思う。

良くも悪くも粘り強いんだろう。


それで、私が子供の頃のことで思い出すことがあるのだが、

小学生くらいのころ、

ぼ~っと見ていた物の、ある一点がどんどん

大きくなっていくという事がたびたびあった。

自分でも、わ~なんでこんな風に見えるんだろう?と不思議だったが、

たびたびあった。

例えば、寝転がって天井の模様などを見ていると、

その一角がズームアップされるようにどんどん迫ってきて、視界いっぱいに

拡がるのだ。目を開いていてそうなるのか

目を閉じてイメージの中でそうなるのかは、記憶がない。

夢などでも、時々そういう夢を見た。

同じような経験をされたことのある方はあるだろうか?


それが、私の精神傾向と関係があるのかないのかは、分からない。

ただ、その現象が、気持ちが一点に集中して、周りが見えなくなる感じと

とても似ているなぁと思う。

そういう脳の傾向で、物がそんな風に見えることもあるのだろうか、

事実は全然分からないのだが。

大人になってからは、そういう事はなくなった。


例えば、漢字の宿題で、間違えた漢字を30回ノートに書くとする。

30回も同じ字を書き続けていると、途中から書いている字があっているのかどうかが

認識できなくなっていく。という事はおそらくいろんな人が経験したことがあると

思うが、ちょっとそれに似ているような気もする。


都市伝説的な話。

娘へ...②

今娘は、いい子の役目をもう降りようとしているのではないだろうか。


そんな風に私は感じている。


今まで、私は娘を何かと頼りにしてきた。

私がうつや神経症がひどかった頃は特に、

いろいろと助けてもらった。

元来、世話好きで、面倒見がよいのもあったと思う。


家事や、犬の世話や

頼むと、娘は嫌な顔も見せず

大抵気持ちよく引き受けてくれた。

いいよ!

OK!!

は~い♪ と。


そのことにいつも私は救われていた。

娘の支えがあったから、私はやってこられた。

その一つ一つは、到底書ききれないが、

精神的にも、

物理的にも、

本当に私の支えになってくれた子だった。


おそらく、娘もなんの疑問も持たずやってきたと思う。

私も何の疑問も持っていなかった。

元々、そういう優しく献身的な子なんだと思っていた。


今その支えは、外されようとしている。

娘は今までよりずっと扱いにくくなった。

よく不機嫌だし、

難しくなってきた。

素直じゃないし、

マイナス思考になった。

面倒くさいことをたくさん言うようになった。


今まであまり見たことのない娘の姿に、私は戸惑った。

私はいろいろと気を遣わねばならなくなってきた。

ナーバスな息子には、いろいろと気を遣ってきたが、

娘にはパートナーのように、何でも話し、頼ってきた。

娘と多くの時間を分かち合ってきた。

一緒にいろんな話をし、よく笑った。


暗い日々も、娘が照らしてくれた。

多少不安でも、娘がいてくれれば大丈夫だった。

私達はそうやって、2人3脚でやってきた。

これからも、娘とそうやってやっていくものだと思っていた。


でも娘は、もうその役目を卒業したいのかもしれない。


今まできっと私が。

私がそうさせてきたのだろう。

私が、神経症やうつだったから、

娘に、無理をさせてきたのかもしれない。

娘も、決して我慢ばかりしてたわけじゃないと思う。

でも、そうせざるを得なかったのかもしれない。


娘は、私の代わりに家族を照らしていてくれたのかもしれない。


娘自身、今までの立ち位置を失い、どうすればいいのか

不安定に彷徨っているように見える。


今娘は、やっと自分のためだけに生きようとしているのかもしれない。

それは、とっても喜ばしいことだ。

誰だって自分の人生を生きなきゃいけない。

誰かの代役じゃない。


だから今は、

あまり喋ってくれなくても、

前みたいに笑ってくれなくても

不機嫌な時が多くても

話し相手がいなくなって、

すごくさみしくても、

私は今は、

歯を食いしばって、

耐えなければならない。


今こそ、

ちゃんと人生を受け止めていかなくてはならない。

今こそ。

今度こそ。


娘へ...。

 私のところに生まれてきてくれて、

            ありがとうね。(息子もね。笑)



「森田正馬生家保存を願う会」

「娘へ②」はちょっと一休み...


森田先生の故郷は、

高知県 香南市 野市町 兎田。


どんなところだろう。

きっとド田舎だろう...

この住所を見て、「う~さ~ぎ~お~いし、か~の~や~ま~

と歌ってしまうのは、私だけではないだろう。


そこにはまだ、先生の生家が残っている。

モノクロの写真を見た。

ボロボロだけどなかなかに立派だ。

近年まで、不登校の子供たちの学び舎などにも

使われていたようだ。

老朽化で、市が取り壊しの話を進めていたが、

地元の人らの、

地元の偉大な先生の生家を、

史跡として後世に残したいという強い願いから

「森田正馬生家保存を願う会」が結成され、

今後も残されていくこととなった。


地元の人々にもこんなに愛されて、

森田先生、良かったね!


来年は、没後80年にあたる。

その記念行事が夏頃に行われるらしい。


私はまだ一度も四国に行った事がない。

これを機会に、ぜひとも来年の夏、

森田先生の故郷、高知を訪ねてみたい。


森田先生の過ごした家。

正馬君が走り回った自然を

この目で見てみたい。

「森田正馬」を育んだ、野市の風を

肌で感じてみたい...。

(そして、どうせ行くなら、

讃岐うどんも食べたいし、道後温泉も行きたいし。

と強欲に夢は広がっていくのです...



「森田正馬生家保存を願う会」

http://www.morita-shoma.com/


参照..

生活の発見誌5月号 p.50

娘へ。

娘は、私に似なくてよかったと思っていた。

旦那に似て本当に良かった。と思ってきた。

本当にずっとそう思っていた。


自慢とかではなく、

娘は素直でいい子だ。

小さい頃から聞き分けがよく、

ぐずって困ったという記憶はない。


気持ちがいつも安定していて、

前向きに私には見えていた。

いつも家族みんなに明るく、優しく接してくれた。

反抗期らしい反抗期もなかった。


最近。

本当に最近になって、私は

それは娘が好きでそういう風だったのではなく、

娘はそうならざるを得なかったのではないか、と

思うようになった。


最近娘は

いい子をやめようとしている。


(続く)

六花ちゃん、言葉を飲み込む。(六花ちゃん、叱られる。の続き)

先日ブログにも書いた、婦人科検診の結果を聞きに行った。

もらった漢方薬も効いたのか、不快感はほぼなくなって

体調も良くなってきたので、

多分結果も大丈夫だろうと思っていた。(人って本当にゲンキンですね

結果だけちゃっちゃと聞いて帰るつもりだった。


そしたら、軽くひっかかっていた。

5段階くらいあるレベルのうち一番軽い部分を

さらに3段階に分けた中の一番軽度のところにひっかかっていた。

限りなく正常に近いが、

ちょっと気になる部分も見られる、という事だろうか。


先生は言う。

「まあ、ホルモンの異常とかでもこのくらいは出ることありますけどね~」

「まあ、再検しておきましょうね~」とサラッと言った。

再検って?何の検査ですか?と聞くと、

嫌な検査だった....


すぐに帰るつもりだったので、え~っと思った。

限りなく正常に近いのなら、もうほっといてもらっていいんですケド。

検査結果の紙にも、「要経過観察」と書いてあるではないか。

だって、その病気になる原因を聞くと、私には思い当たらなかったのだ。

先生に恐る恐るそう告げると、

先生は、「でもどんな人もなる可能性があるから~!」と言う。

でもその要因になるような事がない私は、

限りなく可能性は低いと思った。


でも私は言い出せなかった...

やっぱりまた先生のスイッチが入っちゃうんじゃないかと思って、怖かったのだ。


更に先生は続けた。

「もしこの検査で何か出た場合は、更に精密検査をします。」と。

そして、その検査の内容を聞いて私は更にげんなりしてしまった。


マジか。怖い...


相当打撃を受けている横で、

先生は有無を言わさず検査の準備をしている。

だから、病院は嫌なんだ..


先生がこんなに厳しいのは、

皆がこういうのを嫌って、検査をすっぽかしたり

検診に来なかったりするからじゃあないのか、とも思った。

厳しくやらないと、受けるべき検査も受けてもらえない。


現に私も、「もうほっといてください」とも言えず、

次の検査の日の予約も取らされてしまった。

泣きたい。

が、きっとこれで良かったのだ...


どうか、次は何も引っかかりませんように。

もう私は、体の異常よりも検査自体が怖くて、そう願っている。


今日も先生は、いろいろと熱く語っていた。

話は私の娘にまで及んだ。

娘の学年は、「子宮頸がん」の予防注射「サーバリックス」を推奨されて、

無料で受けた世代なのだが、

その注射が、筋肉注射でむちゃくちゃに痛い。(娘も言っていた。)

それを3回受けるのだが、

受けた子が失神したり、注射した方の腕が上がらなくなる、

など良からぬ噂が多々あり、新聞などにも時々出ていた。

娘も3回目を受ける前に、サーバリックスを受けて亡くなった子がいるとの報道が出て、

冗談じゃない、と見合わせていた。

(結局その子の死因と、サーバリックスに因果関係はなかったのだが。)


「サーバリックス」と聞くと、何やら忌まわしい響きしかなく、

無料だったが受けて正解だったのか、娘は痛い思いをしただけ

損したような気持ちだけが残っていた。


そのサーバリックスについて、いろいろ教えてくださり、

やはりかなりめちゃくちゃな情報で、変な先入観ばかりが

入ってしまい、混乱していた事。

その効果は段々データにも出てきており、

サーバリックスの予防効果は確かである事など、

受けた事や受けたタイミング等、本当によかったんだな~と思えた。

娘達はこれから、子供を生んでいく世代で、とても大事なことだ。


先生は、加えて、

「あなたは、もう今から打ったってムダなのよ~。

でももし発病したってだいじょうぶ!

あなたはもう子宮は取っちゃえばいいんだから~!」

と明るくおっしゃった。


ここに来ると、いろんな衝撃を受けるなぁ、と

改めて思った。


一番辛かった頃の私へ。

一番苦しくて、辛かった頃の自分が、

今、目の前にいるとしたら、

今の自分は、何が言ってあげられるのだろうか?

と、時々考えることがあった。


自分の事だから、あまり冷静に捉えられないのだが、

いろんな荷物をごちゃごちゃに背負っていたあの頃。

母に愛されていないから、自分はちゃんとした母にはなれない。

ちゃんとした母になりたくても、対人恐怖があるから、なれない。

幸せの種を、自分は何一つ持っていないような気がしていた。

何も出来ない自分に日々打ちのめされていた。

これではいけない。

こんなんではいけない。

早く、一日も早くなんとかしなければ。


毎日、不安と緊張でいっぱいいっぱいだった。

この先、自分と子供にどんな未来が待っているんだろうと、

心配で心配で仕方がなかった。


もし、その自分が目の前にいるとしたら...


きっとあまり何も言ってやれないだろう。と思った。

いろんな問題が山積みだ。

完璧を目指しすぎている事も。

こうでなければ、と思いすぎているところも。

自分の事実が全く見えていないところも。


言ってあげなきゃいけない事は、たくさんあると思う。

だけど、それらに押しつぶされて、疲れきっている自分に

それでもなお、追い込んでいる自分に、

森田の話や、あなたの考え方の間違っている部分はね、

という話はできなかった。


ただ、

いろいろ辛いんだね。

そうなんだ。うんうん。と

目の前の私ができるだけ話せるよう

ただただうなづいて、

うんうん辛いよね。そうだよねって。

ただただ聞いてやりたい。



私は自分の事について話すのが、今でも苦手だ。

ちょっとでも相手が眉をひそめようものなら、

それ以上話す勇気はしぼんでいってしまう。

話しながら、相手の顔色や反応をすごく気にしてしまう。

こんな事聞かされても困るよなと。思ってしまう。

ずっと、自分の気持ちは一番後回しだった。


だから、

うんうん、そうだねって。

そこにいる自分に、

安心して話していいんだよ

ここにいていいんだよって

分かってもらいたい。


本当に私たちに出来ることは、ただ聴く事だけなのかもしれない。

森田を知っていようが、いまいが、

今、渦中にいる人に出来る一番大切なことは

それだけなのかもしれない。


辛さを。

心の重さを。

生き辛さを。

一人でずっと抱えてきたモノを。

今だけでも、

ほんの少しでも、

一緒に背負ってやりたい。

そして分かるよ分かるよ、とうなづいてやりたい。


昔の自分と向き合って、ただただ本当にそう思った。


六花ちゃんと自己顕示欲。

最初はブログを書いている事を、

1年くらいは家族にも誰にも言わないでおこう。

と思っていた。

そしたら、3日も経たないうちに家族には話してしまった。

書いてるのがおもしろくなってきて、

一ヶ月ほどで、ちょこちょこといろんな所で言い出した。

自分が書くようになって、人様のブログもたくさん訪ね歩くようになり、

趣旨が似ているブログには、自分の足跡を残した。


だんだん自己顕示欲が出てくるというのが、

自分でも分かって恐ろしい。


一年も隠しておけると思うなんて、自分で自分の事が

まるで分かっていないなぁ、と苦笑してしまう。


何年も前の集談会で、ある方が

「人は誰にも自己顕示欲がある。」と言われたのがなぜか印象に残って

記憶している。

神経症の人は、人前を恥ずかしがったり、人の上に立つ事をとても嫌う人が多いが、

そういう人にも必ず「自己顕示欲」がある、とおっしゃった。


当時、私も対人緊張と人前で話す事が苦手中の苦手で、出来うる限り避けていた。

でもその一方で、合唱などでは舞台に立ったりしていた。

(合唱は大勢なので、皆でやれば怖くないという発想だが。)

苦手な分野ではヤダヤダといいながらも、出来る分野ではけっこう楽しんでやっていた。


人は、必ず人に認めてもらいたい。自分を表現したい、という欲望があり、

神経質は欲望が強いので、自己顕示欲もより強い。

という事を言われたように記憶している。


その方は今は亡くなられてしまった。

とても寂しいが、こうして言葉は今でも私の中で生きている。






六花ちゃん、思いあがる。

少しづつブログを読んでくれる方が増えてきた。

嬉しい

時々、拍手やコメントをいただける。

とてもうれしい

時々、励ましていただける。

めちゃくちゃウレシイ


励みになり、ますます頑張ろう!と思う。


でも私は超神経質。

喜んだのもつかの間、

頑張ろうと思えば思うほど、反対観念に追い詰められていく。

自分で自分の首を絞めて行く。

   (欲望)     ⇔  (反対観念)

もっと期待に応えたい! ⇔ 期待通りな内容で書けるだろうか...

毎日更新したい!    ⇔ 毎日どころか、いつか書く事が何もなくなってしまったらどうしよう!


誰も何も言っていないのに、勝手にハードルが上がっていく。

息切れしてくる。

前は、これで自滅していた。

今は、そういう自分に気付けるようになった。

(あ~また反対観念がやたらに大きくなっているぞ)


そんな心配せんでも、誰も大して待ってはいない。

暇つぶしに見ている程度である。

たかがブログだ。


自分が思い上がりやすく、期待に過剰に応えようとする

心の癖をまた自覚することになる。

いつか謙虚に、欲張らず、地道に生きていくことができるようになるのだろうか?

まあそう都合よく簡単に性格は変わらないだろう。



森田お勉強タ~イム

反対観念とは?...何か感情が湧くと、それと引き合うように全く正反対の感情が湧く。

    (例)とても楽しみにしていた行事に行く。

       ウレシイ!超楽しみ!⇔完璧に楽しめるだろうか?期待していたほど楽しめなかった

                              らどうしよう..等。


※「反対観念」は、精神のバランスを保つために働いている。

これがなかったら、人は行き過ぎてしまう。

楽しい時もどこか冷めた気持ちがあり、とても幸せを感じる時も、その幸せがいつまで続くのだろうか等、逆に幸せが怖いような気持ちが(意識しているとしていないとに関わらず)必ずあるのが自然な状態。

反対観念が湧くのは、正常に精神が活動している証拠。


六花ちゃん、叱られる。

先日、病院に行った。

最近いろいろな不調を感じていて、更年期なのかな?

というのもあって、婦人科に検診を兼ねて行ってきた。

そこの婦人科は女医さんで、かなり厳しい先生という噂はあったが、

HPなども感じが良くてとにかく行くことにした。

何年か前もちょっと気になることがあって、そこの病院に行ったのだが、

その時は専門外という事で、受付の人に別の病院を紹介された。

だから来たことはあるが、診察は初めてだった。


初めてお目にかかる先生は、気さくな感じの中年のおばさん先生で、

話しやすく私はすっかり安心していた。

「前回の時には、紹介した病院では何て言われました~?」

と聞かれた。

実は私は前回の時は、紹介された病院へは行かなかった。

結構勇気を出してここに来たのだが、違う病院を紹介されて、

何だか拍子抜けしたのもあるし、その別の病院まで行く気力がもう出なかったのだ。

そうこうしている内に、何となく気になっていた症状も治まり、放ってあった。


それで「あの~その後何となく良くなったので、行きませんでした」と応えた。

そしたら、先生はくるっとこちらに向き直り、

「どうして行かなかったの?何のために私が紹介したの?

行ってくださると思ったから、私は診なかったんですよ。

その痛みが何かのサインかもしれないでしょ?」

と、急にスイッチが入ったように畳み掛けてきた。

「え~とあ~と、すいません...でもあのその...」としどろもどろな言い訳をしながら、

何でこの病院の予約をすっぽかしたわけでもないのに、この先生はこんなに怒るんだろう??と

思った。

そんな態度の私を見て、先生はさらに熱を込めて、とても真剣な顔で

私に、検診の大切さ。検診も万能ではないから受けりゃいいってものではないこと。

ちゃんと受けるには、同じ病院でずっと受けないとあまり意味がないこと。

などを懇々と語った。

そして最後に、乳がん検診できる病院を3つ紹介してくださり、

「ココとココの先生はあなたより若いから、あなたの生きている内ずっと診てもらえるわ。」

と言った。

私は二年に一度は必ず行くことを約束した。


最初私は叱られているのかな、と思ってたじろいだ。

しかし、聞いているうちに私はへらへらするのをやめ、真剣に聞いた。

そして先生の言わんとすることがちゃんと分かってきた。

この人は、忙しくてイラついて感情的に、私にこんな勢いでしゃべっているのではない。

私の危機感のなさを叱ってくれているのだ。

私は、初対面の私にも真剣に叱ってくれるこのおばさんのことを

すごい人だと思った。

私の事を思って、というよりは、もっとこの人の目は遠いところを見据えている。

検診さえ受けていれば助かったのに。

という命もをたくさん見てきただろう。

だから検診を軽視する人が本気で許せないのだ。

その気概に私は打たれた。

しっかりしなさい!と顔を2,3発はたかれたような感覚だった。

でも私は嬉しかったのだ。

その後先生は、とても丁寧に診てくれた。

診察しながら、いろいろと説明してくれた。

とてもいい先生だった。


診察室の隣には小部屋が2つあり、

そこでいろんな検査をしたり、看護師さんとゆっくり一対一で話ができ、

薬もそこで説明を受けて、渡される。

外にいる人に声は聞こえても、話の内容までは分からなくするという電波みたいなのも

流れているようだった。

プライバシーを守る配慮が充分にされている。


そんなシステムを見て、また私はいろいろと余計な事を考えた。

ここは婦人科。産科はない(出産は扱わない)。

昨今は不妊治療や、中絶も多いだろうし、

デリケートな問題もたくさんあるんだろうな。と。


私は2年以内にまたここに検診に来るだろう。

それは先生に叱られたからではなく、先生の気合で

私の意識がほんの少し変わったからだと思う。

(と言い切りたいところだが、

やっぱりまたド叱られるのが怖いのもちょっとあるかな。笑)


でも病院を出た時に、「今日はすごく来て良かったなぁ~。」

と思ったのは本当だ。



プロフィール

六花

Author:六花
ブログへようこそ。
六花と申します。
10代の頃から神経質症に陥り
30代でうつになりました。
今は森田療法のおかげで、元気に暮らしております。
そんな体験からこのブログを始めました。
日本由来の森田療法を多くの方に知ってもらいたいと願っています。

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