視点が遠い
日曜日に集談会に行った。
ある方が、
「何かやろうとすると、段取りばかりを先に考えてしまい、
まだ何もやっていないのに頭の中だけで疲れちゃう。」
と言った。
すごく共感できる話だ。
私もわりと最近、自分のそういう部分に気付いた。
何かをしようとする時、
反射的に無意識でぱぱぱッと頭の中で段取りが浮かぶ。
そして最終的な着地点まで浮かんでしまう。
まだ、始まる前から視点が遠いのだ。
そして、手元がおろそかになったりする。
私がそれに気がついたのは、犬の散歩をしている時だった。
犬のリードを持って、さあどちらへ出かけようか、と思う。
だいたい10分の散歩コースを、適当に頭の中で想定する。(ほぼ無意識)
だが、想定通りに行って帰って来たためしがないのだ。
だいたい、行く途中に分岐があると、予定じゃない方向へ行きたくなる。
工事中だったり、誰かに出会ったり、想定していなかったことも起こる。
何も起こらなくても、想定どおりに行くのが途中からつまらなくなるというか、
そんな感じで予定コースをはずれていく。
これは、反抗心?反対観念?...だろうか?
そのことに気づいてからは、
もうコースを決めずに適当にその時の気分で(純な心で)歩くことにした。
何の葛藤もない分、楽だ。
勝手に計画を立てて、知らず知らずそれに縛られている自分がいる。
そして勝手に縛られて、勝手に反抗している。(一人相撲)
これは、神経質の特性だろうか?(誰か、教えてくださ~い。)
でも、恐らく思考ばかりが先に先に働いているという事だと思う。
何かしようとすると、こうなってこうなってこうなるから、こうなる。
というように、頭の中では結論まで何となく出てしまう。
でも、思考の中だからぱぱぱと展開するが、
現実は魔法使いでもない限り、そんなわけにはいかない。
いろんな事が簡単ではない。
いろんな面倒な事も、簡略化、単純化して思考の中では、
結論まで出してしまっているようだ。
そう思うと、それはやっぱり「思想の矛盾」だ。
頭の中は簡単。
でも事実はそんなんじゃない。
いちいち面倒なことにぶつかる。
でも、面倒な事一つ一つが現実だ。
そういう思考回路の持ち主だから、
いろいろと現実と考えが食い違うんだな~と思った。
だから私は、事実をちゃんと見ることが大切なんだな、とも思った。